看護研究講評の内容です...11。
<継続看護へのサマリー用紙に関して>
本研究では、急性期、整形外科病棟の特殊性である、高齢者の骨折の増加、施設入所の増加という現状から、現行の看護サマリーを使用して他施設との情報共有がスムーズにできているかという疑問を感じられていました。2006年の調査では、病院施設からの看護サマリーで欲しい情報は「在宅でどんな事に困るのか、訪問看護師への観察ポイントは?」と、いう視点が見えるサマリーであることが指摘されています。
入院期間が短縮されると退院後の施設への医療依存も高くなります。そのために、先行研究の指摘にあるように、医療行為や看護ケアに関する詳細な継続サマリーが必要なのは、いうまでもありません。
そこで、本研究では、現サマリーの短所を調査研究で洗い出し、その結果からサマリーの検証を実施され、更に、新サマリーの評価を実施されました。調査は、自施設のみならず転院先の施設看護職まで調査を実施されたことは、調査研究法として妥当であり、結果の信頼性を高める研究方法と評価いたしました。
結果から、現行のサマリーでは、整形外科の特殊性・継続看護に対する情報提供が不足していると、看護師が感じている事が明確になりました。また、他施設の調査では、入院中のADLの経過がわかりにくいという意見も明確になりました。
これらの短所を補い、整形外科看護の特殊性を表したサマリーの再考を検討され、Ope
後の両肢位、脱臼予防など退院後も対象が安楽に過ごせるための情報を追加し、施設が
望む情報交換が可能になっています。
この研究過程から、看護サリーの有用性、その基本は、サマリーを活用してケアを受ける患者と、同じくサマリーを活用してケアを提供する看護職という、この二つの受け手がいるということです。今回の新サマリーの改定は、現サマリーの短所を洗い出したことにより、この両方をカバーできた結果、整形外科的な特殊性を踏まえた継続看護につながった評価しました。
今後も、看護の特殊性、対象が抱える在宅療養での問題を科学的に解決する姿勢を継続され、対象が合併なく安全・安楽に在宅での生活が過ごせるよう研究の継続をお願いいたします。
秋の夜を灯したお祭りの様子です。
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